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いろんな意味で「仮面ライダー」の枠を飛び越えている「仮面ライダー電王」が3度目の映画化。
死んだ恋人のために死者と生者の世界を入れ替えようと、400年以上幽霊列車でさまよっている死朗(厄い名前だ)という男が登場!
良太郎はイマジンにとりつかれ仮面ライダー幽汽として、モモタロスたちの前に現れるがそこにNEW電王として現れたのは未来からやってきた良太郎の孫の幸太郎だった!
けれども幸太郎は初登場時のゼロノス以上の大口をたたいたわりにはあっさり敗退
し気付けば主役はモモタロスのものに。
江戸時代にやってきたモモタロスたちは、そりゃあもう大騒ぎさ。
ほとんどイマジンだけでストーリーが進んでいってしかも話が成立しているあたりものすごく驚きました。
ちなみに幸太郎のパートナーでテディという新イマジンがいるけれどもこちらはデネブ以上に礼儀正しい性格でものすごく影が薄かった。というかモモタロスたちが濃いいのだけれども。
落込んでいる幸太郎が良太郎から教わった剣技(テレビでモモタロスが良太郎に教えた剣技)を練習しているところを見て、幸太郎を認めるシーンはとてもイイシーンだと思います。
「ソレ、教えたの俺!」
とか言いそうで言わないのが、モモタロスのいいところです。
さて改めて語るのが照れくさいくらいベタな方法(ただそのベタな方法を真正面からできるのが電王のいいところ)で良太郎を取り戻したモモタロスたちの前に立ちふさがる再生イマジン軍団。
対するのは、ライナー、ソード、ロッド、アックス、ガン、ウィングフォームとゼロノスの7人ライダーが勢ぞろい!
「俺、誕生!」では4人そろえるだけでもものすごく苦労したのになあ・・・なんて思ってはいけない!
とにかくテレビでの最終決戦以上の大迫力の集団戦が劇場の大画面でみれて大満足でした。
敵の死朗の目的がイマイチよくわからなかったけれども、最後はきれいにまとまっているし、なによりも未来から幸太郎がくることで良太郎達が守った時間に未来があったってことがわかっただけでも、後日談としては最高の内容だったのではないかと思いました。
もしかした幸太郎を主役にした新シリーズがはじまるかも?
ちなみに映画をみて一番驚いたのはデンライナーの非常動力でした。
あれは「さらば電王」の発表よりも驚きました。