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キモカワイイ半魚少女のまま話が進むのかと思ったら、途中で正調ジブリヒロインに変身していて驚いた。
船乗りの息子宗介(5歳)と半魚少女のポニョ。出会うはずのなかった二人がであうことで起きてしまった世界の危機に二人の愛が試されると乱暴に要約できるくらいストーリー的には二転三転どころか一転するかどうかです。
大きな山もないかわり、登場人物に悪人が全くおらずとても気持ちよく見れる映画でした。当初悪い魔法使いというふうに描かれていたポニョの父フジモトもいい人なんだなあ、ってことがわかってほっとします。
宮崎駿監督は福山の鞆の浦でこの映画の構想を練ったそうで、舞台となる古い町並みの残る海の町は、どこか見覚えがあるなあ、と福山人の琴線に触れまくります。
でもきっと日本人の誰にもある原風景ではないかと思います。
というわけで鞆の浦ブーム来てほしいなあ。
でも一番心に残るのはあの主題歌です。本当に頭から離れません。