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- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/12/20
- メディア: DVD
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「ストーリー」
何百年にも渡って、惑星間で戦争をつづける専制国家である銀河帝国と民主主義を標榜する自由惑星同盟。
その最前線の重要拠点であるイゼルローン要塞に本シリーズの主人公の一人であるラインハルト・フォン・ミューゼル大将が配属されることから物語ははじまる。
その出自から要塞司令官からうとまれるものの、非凡な軍才をもって、戦いを有利に進めるラインハルト。
一方、劣勢になった自由惑星同盟側においても頭角をあらわしつつある新任参謀がいた。彼の名はヤン・ウェンリー準将。本シリーズのもう一人の主人公である。
本作は「常勝の天才」ラインハルトと「不敗の魔術師」ヤン・ウェンリーの戦場での邂逅を描いた物語で壮大な歴史物語の最初の1ページにあたる。
「感想」
アニメ映画のDVDがまるまる一本入っているので、コミックリュウは太っ腹だと思いました。
月刊 COMIC (コミック) リュウ 2007年 11月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 徳間書店
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私が「銀河英雄伝説」にはまったのは高校2年のころだから、約15年前でしょうか。何故か夏休みの朝にアニメの放映がはじまり、夏休みずっとテレビにかじりついていた覚えがあります。で、その後友人から原作小説を借りてすっかりはまってしまいました。やたらかっこいい登場人物達にほれ込んで「卿は〜であるな」とか真似したりして・・・まあ、消したい過去の一つです。
さて、この映画では、二人の戦争の天才ラインハルトとヤン・ウェンリーの痛み分けという形で終わります。どちらにも花をもたせて今後へのひきとするわけですが、さすがに約15年も経つと二人が凄いというよりも、「指揮官が間抜けなんじゃね」というふうにうがった見方をついしてしまいます。
これは「銀河英雄伝説」を読んで、批判家精神とやらをやしなったおかげだと思います。
原作小説はかなり社会風刺を取り入れていて当時悩めるティーンエイジャー(死語)だった私は、あっさり感化されてなんでも物事を斜めに見て、正論っぽいものをはいてばかりいました。今でゆう高二病ってやつですか?まあ、消したい過去です。
ただ、やはり自分の頭で考えて行動して、他者からの批判を真摯な態度で受け止めて、改めるべきを改め、再び自分の頭で考えて・・・というようなことが今では少しはできるようになったのは、高校時代に「銀河英雄伝説」を読んだおかげだと思っています。
そんなわけで、この映画をみながら高校時代を思い出し、悶絶しそうなイタかゆさを感じましたが、多分同じようにはまっていた同年代の方なら、同じようにイタかゆい思いをされること間違いないでしょう。
また、今までに見たことないという方もコレを機会に見てみてはどうでしょうか?
なにしろ、DVDのオマケに漫画雑誌がついてくるんですからとってもお買い得です。
そしてこの付録に仕組まれた大きな罠。
アニメ製作20周年記念 銀河英雄伝説 LEGEND BOX [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2007/12/21
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たしかに続きがみたくなりますが、税込みで26万2千5百円というのはさすがに・・・。まあ、退職金をはたけば買えないこともないですが。イヤイヤイヤイヤ・・・。
また、このシリーズはとにかく声優さんが豪華で、ヤン・ウェンリー役の富山敬さんをはじめとして、すでに故人となった方もおおく参加されておりそういう意味でも泣けてきます。