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「ストーリー」
「WELCOME TO THIS CRAZY MOVIE このいかれた映画にようこそ!!」
伝説のダンノウラの戦いから数百年後、平家の落人が開拓した湯田(ユタ)の村では、赤いギャング集団「平家」と白いギャング集団「源氏」の2大勢力が平家の埋蔵金を求めてしのぎをけずっていた。
そこにあらわれた一人のさすらいのガンマンは一体何者か?
源氏と平家のパワーゲーム。悲劇に翻弄される女性をめぐるラブゲーム。そして、お宝をもとめる熾烈なゼロサムゲーム。
果たして生き残るのはどこのロクデナシか!?
「感想」
和製西部劇ということで「スキヤキウエスタン」とうたってますがむしろこれは「闇鍋ウエスタン」。鍋のなかから何がでてくるか全く想像もつきません。
本当はストーリー事体はいたくシンプルなものだけど、ぶっ飛んだ世界観に主人公を演じる伊藤英明をはじめとする超豪華俳優陣演じるリミッター解除の登場人物たち(そのためか主人公はイマイチ影が薄い)がくりひろげる一大オペラに大興奮。
ムズカシーことを考えず、劇場で繰り広げられる赤と白のエクスタシーに酔いやがれ!
闇鍋の醍醐味は劇場の暗闇のなかで味わえるってもんです。
ちなみにお気に入りの登場人物は、香川照之演じる二重人格の保安官(日本なのに保安官?きにすんな!)。ノーマン・ベイツのようなサイコな演技がすごい。
あとは、脇役というにはあまりにも主人公を食ってしまってる桃井かおりさんが素敵です。