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　「ストーリー」
　来るべき近未来、人類は「使徒」とよばれる謎の生物の襲来により危機にさらされていた。
　通常兵器の全く通用しない「使徒」に対抗しうるのは、こんなこともあろうかと密かに開発が進められていた、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンのみ。
　エヴァンゲリオン初号機のパイロットに選ばれたの少年碇シンジは、与えられた巨大な力と義務と責任に悩んで苦しんでその先にある希望を求めて、やっぱり悩んで苦しんで、しつこいようだけど悩んで苦しんで、結局悩んで苦しむのでした。

　「感想」
　いまさら説明することもあまりないと思うのですが、約１０年前に社会現象にまでなったアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の新世紀リメイクです。
　思い起こせば１０年前、広島の一オタク大学生だった私は、当然のようにはまり、仲間内でエヴァの話ばっかりして、さんざん踊らされたものでした。日本中がそんな感じではあったのですが・・・。
　さてそんなわけで、広島市にいく用事がありちょうど市内に上映中の映画館（学生のころエヴァの映画みにいったのもここだったな・・・。）があったので見て参りました。
　ちなみに、映画館の場所を微妙に忘れていたのですが、いかにもな格好をした人たちが一つの方向に向かっているのをみて、これについていけば大丈夫だと思いました。

　映画内容については、映像は10年の時を経てハイクオリティになったものの（映像技術の薀蓄についてはパンフレットに詳しいです。というか専門すぎてなんのことやらさっぱりわかりません。）おおまかなストーリーは昔のままで、ノスタルジーにひたってしまいました。
　まさに１０年前大学生だった頃の自分がフラッシュバックされて「うわー、使徒の精神汚染だー。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃ・・・」
　というふうになりました。多分思う壺にはまってると思います。
　

　今回の新劇場版は4部構成。
　一作目である「序」は文字通り序　章で前作とほぼ同じ内容にすることで観客をエヴァの世界に引き戻すという狙いならば大成功だと思います。
　そして二作目「破」では、前作にない新キャラ新メカ（エヴァンゲリオン６号機とか）を投入することで、前作を破壊しつくすようで、これもまた楽しみです。
　さらに三作目「急」では怒涛の急展開をみせ、完結編（タイトル不明）では、やっぱり投げっぱなしエンドなんでしょうねえ。
　まあ、なんにせよ、踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃソンソン、ってことで、またしばらく踊らされるのも悪くないかな、と思っています。