牙王との壮絶な戦いも終わり、縁日風にデコレートされたデンライナー食堂車ではしゃぐみんな。
 しかし、崩壊へのカウントダウンはすぐ足元から始まっていたのだった。
 

 宝石泥棒の弟分と契約した牙王の残党であるヒルイマジンに応戦するべく、颯爽と登場する電王アックスフォーム。助けた美女に抱きつかれたりして、うらやましいなーと思った矢先、突然良太郎からはじき出されるキンタロス
 すかさずウラタロスがフォローにはいるものの、ウラタロスも入れない。
 しかし、モモタロスだけは通常どおり憑依可能だったため、ソードフォームで対決。必殺技である「俺の必殺技」がついに破られてしまうものの、ヒルイマジンを辛くも追い払うのでした。
 

 そして、デンライナーのオーナーからあかされる衝撃の真実。
 なんと、ウラタロス、キンタロスリュウタロスの3人は良太郎とのつながりが切れ掛かっているため、消えてしまうというのです。
 劇場版で4形態揃い踏みを演じるために、3つの時代から良太郎をつれてきたものの、良太郎にはモモタロスと戦った記憶しかない。
 イマジンの存在は契約者の記憶に依存しているため、現在3人のイマジンは3人に関して記憶のない良太郎にとりついているため、消えかかっているというのです。 
 えーと、ゴメンナサイ。オーナーの迫力に思わず納得してしまいかけましたが、やっぱり意味がよくわかりません。
 まあ、4形態揃い踏みというのは、烈海王がシューズをぬぐ以上に危険だということです。きっと。



 3人が消えてしまう。
 それを知った良太郎は現実逃避のためか、突然筋トレをはじめます。
 見ていられなくなり良太郎を制止するハナ姐さんに、今までイマジンたちに振り回されてきたきたことを愚痴る良太郎ですが最後には「それでもみんながいるデンライナーが好きみたい」と本音を吐露します。
 しかし、ときすでに遅く3人にイマジンは良太郎に最後の挨拶をすると消滅してしまいます。
 「消えたぜ、アイツラ」
 デンライナーではモモタロスがどこか寂しげにつぶやくのでした。
 そのとき、良太郎の体から砂がこぼれていることに気付きます。
 ウラタロス達のカケラともいうべき砂に、オーナーの勧めで思いを込めると砂は携帯電話に形にトランスフォームします。
 

仮面ライダー電王 クライマックス携帯 ケータロス

仮面ライダー電王 クライマックス携帯 ケータロス

 良太郎のみんなとずっと繋がっていたいという願いのこもったこのケータロス(作中ではこの名前はでません)を手に再び現れたヒルイマジンを追って過去に向かう良太郎。
 パートナーはモモタロスだけ、二人ぼっちの戦いに勝手の違いを感じて苦戦するソードフォームはついに逆ギレ!八つ当たり気味にヒルイマジンと戦いながら、ため込んでいた消えた3人への思いをぶちまけたとき、ケータロスから妙に脳天気な着信音が流れる。
 戦闘中にもかかわらず律儀にでてみると、「もしもし、俺俺ー。このケータイ、パワーアップアイテムだから使ってみてー(意訳)」というウラタロスからのメッセージが!
 どうやら涅槃に通じる携帯電話のようです。厄いわね
 とりあえず適当にボタンを押してみると浮遊霊のごとく現れる、ロッド、アックス、ガンフォームの各マスク(電仮面というらしいです)。ビビリまくるソードフォームに各電仮面が、聖闘士のクロスのように両肩とボディに装着。
 そして最後に桃を思わせるソードフォームの電仮面がぱっくりと割れ、中からやっぱり桃みたいな電仮面が!
 「ぎゃああぁ、皮がむけたぁ」
 叫ぶモモタロス。皮だったのかアレ・・・。
 コレが電王最終最強形態、クライマックスフォームだ!!
 仮面ライダー電王 ライダーヒーローシリーズD07 仮面ライダー電王 (クライマックスフォーム)
 (こんなデザインです。)
 4人のイマジンがそれぞれの特徴ある動きをしながら、順繰りにしゃべる。スーツアクターは大変そうです。
 とにかく4人の力がひとつになったクライマックスフォームにはもはやヒルイマジンなど敵ではなく、3枚の電仮面を右足に集めた状態(キックモードというらしい)でライダーキックを放ち、仕留めるのでした。



 その後、デンライナーで再会を祝すイマジンたち。モモタロスはつい悪態をついてしまいましたが、客室をでて一人になると思わず、なきそうになってしまいます。
 そんなときうずくまって泣いているハナ姐さんと目が合います。
 「みんなにいっちゃお」
 基本的に精神年齢はお子様のモモタロスがそういって、客車に戻ろうとすると、ハナ姐さんの鉄拳制裁が炸裂。デンライナーの壁をぶち抜き、外に放りだされるモモタロス
 やはりハナ姐さんが最強ということでファイナルアンサー?


 

 といわけで大変感想がおくれてしまいましが・・・。
 おもしろかったですねえ。カッコよかったですねえ。
 たった一話にさまざまな要素が入っていて、泣いて笑って喧嘩して、そんな私たちの「Shining☆Days」って感じです。

 舞-HiME OPテーマ Shining Days
 いや、特に意味はないんですが、そのくらい盛り上がったってことですよ。

 ところで、砂から携帯電話をつくりだすのを見て「砂の錬金術師」というフレーズを思いつきました。川底から砂をすくってザルみたいなので、砂金をさがす・・・。
 それ、錬金術でもなんでもないよね。



 あと、オモチャのケータロスは、ボタンを押すとモモタロスと会話ができる(というかランダムにモモタロスがしゃべってくれる)らしいので、かなり欲しいなあと思う、今日この頃です。