※ネタバレありです

 「ストーリー」
 宝石泥棒にとりついたイマジンを追って、過去に向かった良太郎達。
 だがまて、これは時間列車専門の強盗、牙王の罠だ!
 良太郎とハナ姐さんをしめだしてデンライナーを乗っ取る牙王。
 置き去りにされた良太郎はショックで記憶喪失に。電王に関することを忘れてしまいます。
 モモタロスが憑依しようとしてもうまくいかず、白鳥イマジンのジーク(23、24話参照)が登場し良太郎に憑依、そしてモモタロスはその場に居合わせた子供時代の良太郎(通称小太郎)に憑依してしまいます。
 そこに侑斗がゼロライナーで現れなんだかよくわからない面子によるデンライナー追跡劇がスタート。
 牙王の持つ「障ネnfinity」のチケットによって、「神の路線」を走るデンライナーを追い、無理矢理「神の路線」に割り込もうとするものもデンライナーの攻撃により座礁
 なんとか建て直し、恐竜時代や古代エジプト、開拓西部時代のアメリカを経てたどり着いたのは日本の江戸時代初期!
 真田幸村と手を組んだ牙王の目的はもしかして西軍を勝たせること!ではなくこの時代に埋もれていた伝説の時間列車ガオウライナーを手にいれることだった。(ガオウドリル、ガオウステルスってのがあると見た!)
 どさくさで実体を手に入れたモモ、ウラ、キン、リュウのおもしろカルテットが真田忍群と死闘をくりひろげるなか、ついにガオウライナーが動き出す。
 目的の時間は1988年12月26日。特異点である野上良太郎の誕生日。
 その日を歴史から抹消することで、特異点の誕生そのものを抹消しようとする牙王。
 はたして良太郎は無事誕生できるのか?
 これからが、本当のクライマックスだ!




 「感想」
 結局、牙王が何をしたかったのかよくわからなかったのですが・・・。
 変身できなくなった良太郎の変わりに小太郎が変身するチビ電王や、TVでは顔見せだけだったウィングフォームの活躍(とゆうほどでもないか)、日ごろデンライナーでひきこもっているおもしろカルテットのおそとでの大乱闘、そして電王4フォームの揃い踏みと、実にかゆいところに手が届くサービス振り。
 過去の平成ライダー映画は外伝的内容だったり先行最終回とうたったり、開き直って別世界の同一人物だと言い張ったりとゆうようなことをやっていたのですが今回はテレビシリーズともリンクさせて劇場版も盛り上げてきたんで、毎週みてる人だととても楽しめると思います。
 もちろん毎週みてなくても楽しめるつくりになっています。
 ラスト、良太郎の死別した両親のエピソードも盛り込まれてほろりとさせられて、ダークな世界観が売りの「仮面ライダー」の映画としては異色かもしれませんが、「電王」の映画としては個人的には大満足でした。
 いまからディレクターズ・カット版の登場が待ち遠しいっていうのは気が早すぎでしょうか?