キンタロスは病気で空手を断念せざるを得なかった青年の「もう一度空手をしたい」という望みのために青年の体を使って空手修行にあけくれていたのだ。
 しかし彼の空手はおよそ空手とは程遠く、むしろ相撲に近いものだった。まあ、クマだし・・・。
 稽古中の空手少年に指摘されて落込むキンタロス。ちょっとかわいい。
 そんなキンタロスを見てイマジン嫌いのハナ姐さんはつい同情してしまうのでした。
 一方、良太郎にとりついたウラタロスの説得でサイイマジンの契約者は本当の望みは空手のトップになることではなく、キンタロスの契約者との果たされなかった決勝戦をすることだったこと、であることに気付かされます。
 しかし、時すでに遅くサイイマジンはキンタロスの契約者を襲撃し、契約完了を宣言し過去へと向かいます。果たされなかった決勝戦の日に。
 また、キンタロスもサイイマジンの反撃に空手の技を使ったことで、契約完了を宣言し、サイイマジンを追います。
 空手大会会場で暴れまわるサイイマジンから、二人の空手青年を身を挺した助けたキンタロスは大ダメージを受け、消滅しかかります。
 消滅しかかるキンタロスをなんとかひきとめようとするハナ姐さん。
 そこで、良太郎は自分に取り付けばよいと提案します。
 イマジンが二人とりつくのも三人とりつくのも同じってことですね。大人だなあ。
 そんなわけで、気は優しくて力持ち、明るい笑顔で今日も行く、仮面ライダー電王アックスフォーム登場。
 決めゼリフは「手伝ってやろうか?ただし真っ二つだがな」です。(嘘)
 とにかくソードフォームで苦戦していたサイイマジンを斧で一刀両断にするのでした。 

 今回はアックスフォームの登場とともにハナ姐さんが特異点であったことが判明します。そして彼女がいた時代はイマジンの歴史改変によってなくなってしまったという衝撃の事実が発覚します。
 結構重いストーリーへの布石を打ちつつも、デンライナーでは新しい仲間キンタロスを迎え、大騒ぎが繰り広げられるのでした。
 ♪ガンバレ、ガンバレ、良太郎。仮面ライダー

 後日談その1 キンタロスの契約者は果たせなかった決勝戦をもう一度するため、再びトレーニングをはじめたのでした。
 後日談その2 アックスフォームの決めゼリフは「俺の強さにお前が泣いた」です。