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マリア様がみてる 24 仮面のアクトレス (コバルト文庫)

「ようやくまことの姉にめぐりあい申した。今日ただいまより姉妹の礼をとらせて頂きたたく・・・。」「道場は芝居をするところではござらぬ」

　ごきげんよう。ジェイソンです。発売されてから一月ちかくたちますが、やっと読み終わったので、「マリア様がみてる」の新刊の感想をかきます。
　しかし、さすがに通巻２０冊を越える作品の新作感想をぽんとだされても、わからん人には全くわからんわけで、かといってストーリーから、登場人物、その人間関係などをいちいち説明するのはあまりにも面倒だ。どうしよう？
　よし、ネタに走ろう。（いつもどおりってことですね）
　とゆうわけで、今回は（今回も？）一見さんお断り、ぶぶ漬け食って帰んなはれ、な感じでいきます。ついてこれるかな〜？（BY　仮面ライダーカブト）

　
　さて、今巻「仮面のアクトレス」は短編「黄薔薇、真剣勝負（奈々ちゃん道場破りする）」中編「仮面のアクトレス（瞳子ちゃん立候補する）」エピローグ「素顔のひととき（おばあちゃん、ほっと一息）」の変則三部構成になっています。

　「黄薔薇。真剣勝負」
　とりあえず奈々ちゃんが伊達にされなくてよかったです。ところで、由乃さんは時代小説を愛読しているとのことですが、「駿河城御前試合」は読んでいるのかどうかとても気になりました。
　

　「仮面のアクトレス」
　順当に行われるはずだった生徒会選挙に一年生の瞳子ちゃんが
、立候補したことからさあ大変。主人公の祐巳さんは、前々巻で瞳子ちゃんを妹にしようとしてフラれており、内心ネガティブスパイラル状態です。でも、瞳子ちゃんの真の目的は自分がヒールになることで、祐巳さんに覚悟をススメさせることにあったとゆうオチでした。この、ツンデレドリルめ（誉め言葉）
　でも、あんまり無理して欲しくないな。読んでてちょっと痛々しかった。

　「素顔のひととき」
　卒業を間近に控えた三年生ふたりが、本音を吐露するとゆう内容でした。どうでもいいですが、最近祥子さまとみどろさんが被ってみえて困ります。
　あと、サナギさん読んでるとサナギさんが祐巳さんにフユちゃんが、由乃さんに見えてしまうのは俺だけではないはずだ。

　ところで、作品の時系列は基本的に一巻で一ヶ月進行。作中時間は一月で、次巻（２月）でもう一波乱あって、三月の卒業イベントと同時に、祐巳さんと瞳子ちゃんの新スールが爆誕して完結！というのが美しい流れだと、思うのですがどうでしょう？
　実際、そこで終わらせないと終わりどころを見失って、「ジ・エンド」を呼べ〜ってことになりかねないと思います。