大阪玩具行脚 こぼれ話

 大阪のでんでんタウンは、東京の秋葉原に比肩する電気街である。それゆえ、オタクの業と欲がうずまく街といえよう。
 今日は、昨日の日記では語りきれなかったことを書いてみようと思う。

 そのときジェイソンはスーパーダイボウケンを手に入れご機嫌だった。あとは、暇つぶしにでんでんタウンをふらふらするだけだ。そしてふらっと入った店のショーケースのなかには・・・。
 「ゲー、超合金魂シリーズの最高傑作といわれるダンクーガ!こんなもん写真でしかみたことねぇ」
超合金魂 GX-13 超獣機神ダンクーガ
 そう、タンクなどのメカから動物メカへ、そして人型ロボへ変形し、さらに合体して巨大ロボになるとゆう無茶なギミックを破綻なくやってしまったとゆうまさに神玩具。
 お値段も定価19800円と神がかり的だが、その出来のよさに中国のパートのおばちゃんたちに足を向けて寝られなくなった者が続出したといわれている。だが、生産数の少なさから、市場にほとんど出回ることもなく、一種の都市伝説と化した玩具が今目の前に・・・ある。
 

 いや、おちつけジェイソン。これはきっと孔明の罠だ。
 それが証拠に値札が貼ってない。実はとんでもないプレ値をふっかけられるかもしれない。いや、きっとそうだ。
 でも、値段聞くだけならタダだしね。よし、聞いてみよう。
 このときジェイソンの脳裏には「地球寄ってく?」のあのコマーシャルが何度もフラッシュバックていたとゆう。(クレジットの与信枠いくらまでOKだったかな?)
 そして、店員さんに価格を問い合わせ待つこと数分。返った答えは「すいません。値札のついてないモノは非売品になっています」
 つけとけよ!非売品表示! 
 「ちくしょう、このジェイソン。こんな屈辱を受けたのははじめてだ」とでも言えば新たな伝説の1ページになったかもしれませんが、そこは根が小市民なジェイソン。内心ほっとしつつも、「そうですかぁ、そりゃしょうがないですねえ」といい、その店を去ったのでした。
 まあ、伝説は伝説のままにしたほうがいいってことですよね。
 あと、非売品表示はきちんとつけてください。ジェイソンからのお願いでした。