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映画版ストーリー
「私立全力学園の野球部はその弱さのせいで校長から廃部を言い渡される。突然の申し出に対し野球部キャプテン不屈闘志は、野球部を廃部から守るために、甲子園出場を宣言する。
このときから、不屈闘志と全力学園ナインによる逆境にまみれた戦いが始まる。」
と、この時点で原作原理主義者の俺は言わずにおれない。
「目標、さがっとるやんけー」
だって、原作では甲子園優勝を宣言するんですよ。
目標がデカければ、それだけ逆境もデカいってことを俺はこのマンガで学んだんですよ。そして、それこそが男の成長に必要だということを。
とゆうわけで、なんともいえぬ違和感を感じながら見てました。確かに、映画ならではの大袈裟でばかげた演出が面白いといえば面白いけれども、どうにも空回ってるという印象はぬぐえない。
やはりタマテツの不屈から熱さが感じられず、ヘタレとしか思えなかったからだろうか。
でも、見ながら気付いた。タマテツは情けない演技をさせたら結構いい演技をするということに。
ああ、タマテツの不屈はへタレだが、そのへタレが逆境の力を借りて実力以上の力を発揮して、成長していく。
それが、映画版の不屈闘志なのだ!
いや、俺の気のせいかもしれませんが。
とゆうわけで映画版「逆境ナイン」。これはこれでありかなあ、とか思ったわけです。
まあ、炎尾燃先生もノリノリで出演してるし。
藤岡弘の校長はまさに校長って感じだったし。
島本マンガによくでてくる犬顔の少年山下役の栩原楽人君(仮面ライダー響鬼の明日夢少年)は見ていて和むし。
ココリコ田中のサカキバラゴウはやっぱり微妙だったり、でまあ、なんつうか、俺にいえることはただひとつ。
「映画は映画、マンガはマンガー」ってことでしょうか。
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