「ストーリー」
「KILL HER MAMMY!KILL HER MAMMY!」 
 不気味な独り言が、澄みきった湖面にこだまする。
 クリスタルレイクに集う若者たちが、今日も何も考えていない無垢な笑顔で、はしゃいでいる。
 キャンプ場、クリスタルレイク。
 1935年にはじまったこのキャンプ場は、湖での少年の溺死、キャンプ場スタッフの惨殺、湖の水質汚染、謎の放火、などに見舞われ地元からは「血のキャンプ場」とよばれていた。
 13日の金曜日
 キャンプ場の営業再開にスタッフとして呼ばれた若者たちが一人また一人と殺されてゆく。
 はたして、これは人の仕業か?悪魔の仕業か?それともジェイ・・・。


 「感想」
 今日は13日の金曜日なので、映画「13日の金曜日」の一作目をみてみました。 
 私はジェイソンなんて名乗ってますが、実はこのシリーズはみたことがありませんでした。
 いや、「ジェイソンX」と「フレディVSジェイソン」はみてますが、アレはジェイソンというキャラクターが独り立ちした作品なので、外伝みたいなものだと思ってます。
 
 さて、ご存知のかたはご存知だと思いますが、一作目の犯人はジェイソンではありません。そう、犯人はヤスだ!(違います)
 ホッケーマスクの殺人鬼ジェイソンが非道の限りを尽くし、キャラ人気を得るのは二作目以降です。
 そのため、一作目は非常に古式ゆかしいホラー映画の作法にのっとった作品となっています。
 ・「キャンプ場に近づいちゃなんねぇ」と予言する老人。
 ・あっさり殺されるイチャつくカップル。
 ・「すぐ戻る」といってやっぱり帰らないヤツ。
 ・超回復する殺人犯。
 などなど。
 気持ちいいくらいにベタです。まあ、25年も前の作品なんですが、思わずこっちも「しむら!うしろ、うしろっー!」って叫んじゃいました。
 やはり後世に残る作品にはそれなりの理由があるものなのですね。
 
 ちなみに私がみたDVD版にはメイキング映像が収録されていて、上映当時の状況なんかが記録されていてとても興味深かったです。本当に手探り状態でつくっていたみたいで、製作者もこんなにヒットするとは思ってなかったみたいですね。