これおかしい、これ狂ってる

　いまさらですが、チャンピオンＲＥＤ９月号の感想です。
　例によって感想がのびのびになってすみません。
　謝りついでにもうひとつ。今月号の付録の「ウィッチブレイド丈琉」のクリアファイルは会社で使うのはさすがに無理です。
　すいません。敗北をしりました。
　その代わりといってはなんですが、クリアファイルはみどろさんの切り抜き保存に活用したいと思います。
　ちなみに写真はみどろさんの左目が普通だった頃の１ページ。

　
　「ドスぺラード」
　剣と魔法と任侠の世界とゆうトンデモワールドが素敵すぎー。
　表紙のファンシーな魔法スティックを持った着流しヤクザさんだけでもう、おなかいっぱいです。

　
　「シグルイ」
　回想編の回想。入門したての伊良子はどこか初々しくてまっすぐです。牛股師範に見守られ、ただ純粋に剣技を競い合う間柄だったはずなのに、藤木の心無い一言で全てが狂いだす。
　藤木、お前が元凶かよ！！ってゆうか会話がかみ合ってないんだよ！

　
　「バキ外伝　スカーフェイス」
　小学生の悪戯には寛容だけれども、ヒットマンには容赦なし。それが花山流・・・。

　
　「カオシックルーンＥＳ」
　表紙から裸祭り（フェスティバー）。
　ＥＳ（エクストラストーリー？）がついてなかったころは怪獣漫画でしたが、ＥＳがついてからはすっかり怪人漫画です。
　時間軸がいよいよ無印最終回に近づいてきたので、いよいよ本当の意味での続編がはじまるのかと思うとわくわくしてきます。

　「ベクター・ケースファイル」
　「サイカチ」コンビによる待望の新作。
　ただ、なんかこう京極夏彦先生の「陰摩羅鬼の瑕」を読んだときのような違和感を感じました。
　決してつまらないわけではないんだけれども、期待しているベクトルと違う方向に話が進んじゃったってゆう違和感とでもいいましょうか・・・？
　京極夏彦先生のいわゆる妖怪シリーズは、妖怪についての薀蓄とストーリーが密接に絡み合っていくとゆうのが売りですが、こと「陰摩羅鬼の瑕」については、別に「陰摩羅鬼」じゃなくてもストーリーが成立するんじゃないか？とゆうふうに感じました。
　翻って、「ベクター・ケースファイル」については、「むしちく」と作中でいわれる昆虫についての薀蓄で事件を解決するわけですが、「一般的に知られてない昆虫の仕業でしたよ」とゆう展開では、読者にサプライズを与えることはできないと思いました。
　厳しい意見になってしまいましたが、それだけ期待が大きかったとゆうわけで、まだまだ藤見、カミムラ両先生には期待しています。もちろん、アンケートに続きよませろーって書いておくるつもりです。

　「へクセン＝リッター　魔女の騎士」
　今月号、最大の問題作。ぱっと見、百合漫画かと思ったら片方が女装少年でした・・・。
　や、やってくれた喃。
　とゆうかこうゆう作品をデビュー作にもってくる作者と編集部に底知れぬ狂気を感じました。

　とゆうわけで、秋田書店の核実験場といわれるチャンピオンＲＥＤ。現在、怖いほど誌面が充実しているように思います。
　そして、次号とんでもない隠し玉が登場！
　「スクライド」の戸田泰成先生作画で、脚本が今川泰宏氏、そして原作が横山光輝大先生！予告カットに載ったファラオガンダムのようなシルエットとくれば・・・
　わかった、「マーズ」だ。
　違いマス。

　とにかくチャンピオンＲＥＤには狂気に近い本気を感じました。

　じゃあ、鉄人・・・。
　それはもういい。